今日の一曲【心地よい朝は幸せの予感】Music by HIRO
朝、気持ちよく目が覚めると、なんだかいい一日になるような予感がします。幸せで生き生きした毎日を送るためには「セロトニン」という脳内物質を活性化させることが大事なのだそうです。今日は、幸せホルモンともいわれている「セロトニン」のお話です。
イライラするのは身体が疲れているからだけじゃない
人間の脳内には、神経伝達物質、脳内物質、脳内ホルモンが100種類以上も存在しています。その中で、心身をリラックスさせたり、不安やイライラを抑制せたり、またそれに加え、幸せな気分を増やすものがあります。それらは幸せホルモンと呼ばれています。
原因はわからないけど眠れなくなったり、何もやる気がしなくなったり、急に不安になったり、イライラしたり…。これは身体が疲れているからということだけではなく、もしかしたら幸せホルモン「セロトニン」が不足しているからかもしれません。
セロトニンが不足するとどうなってしまうのか?
セロトニンが不足すると、身体的にも精神的にもその症状が現れてきます。身体的症状としては、疲れが取れない、眠れない、病気になりやすい、食欲がない…といった、まさに体調不良を思わせるものですが、これと合わせて精神的症状に注目しなければなりせん。
それは、集中力が急になくなる、落ち込んでしまいやる気がでない、イライラする、暴力的でキレやすくなる…などといった症状。精神のバランスが崩れるだけでなく、買い物やアルコール、ギャンブル、ゲームなど様々な依存症に陥ってしまう場合もあります。
また、セロトニンが不足することによって緊張や不安のコントロールができなくなり、うつ病を発症するともいわれています。
正直なところ、私もこういった症状がないわけではありません。私はストレスを感じやすい方なので、イライラしたり、食欲がなくなったり、眠りづらくなったり…。それだけではなく、寝ても短時間で目が覚めたり、いくら寝ても眠りが浅くて寝た気がしないのは、もしかしたらセロトニンが相当不足しているからなのかもしれません。
セロトニン不足の原因と対策
体内にあるセロトニンの95%は腸で作られていて、脳内で合成されるのはわずか5%。この5%の脳内のセロトニンが精神状態に大きく影響していると言われています。
セロトニンが不足する原因として考えられているのは
- 日光を浴びない生活
- あまり運動をしない
- 不規則な生活パターン
- 栄養の偏り
などです。これらは現代を生きる我々にとって、誰もが思い当たる生活習慣の乱れです。
人間の身体は太陽の光を浴びることによってセロトニンが分泌され作用が安定します。また軽い運動をすることによってセロトニンは活性化するので、毎朝の散歩やウォーキングなどがよさそうです。通勤時にひと駅分歩いてみるなんていうのもいいでしょう。
また、食生活に関していえば、セロトニンのもととなる必須アミノ酸トリプトファンを含む食品を積極的に摂ることも大切です。乳製品、大豆食品、ナッツ類、バナナ、赤魚などがトリプトファンを多く含んでいます。
いきなり大きく生活のリズムを変えたり食事を全面的に見直すのは誰しも大変なことなので、まずは出来ることからはじめてみるのが良さそうです。早寝早起き、規則正しい生活、日光を浴びて歩いてみる、バランスの良い食事を心がける…等々、健康的な生活習慣を心がけることが、幸せホルモン「セロトニン」を活性させることにつながるのです。
私は朝目覚めたら、まず部屋のカーテンと窓を開けて、朝日を浴びることからはじめてみたいと思っています。
まとめ
- 幸せホルモン「セロトニン」が不足すると、身体的症状だけでなく、緊張、不安、うつなど精神的な症状を引き起こす可能性がある。
- セロトニンは明るい時間帯に軽い運動を伴うことでスムーズに分泌される。
- アミノ酸トリプトファンを含む食材を積極時に摂り、バランスのよい食事を心がけることもセロトニンを増やすことにつながる。
幸せホルモンといわれているセロトニンが不足すると、心身ともにいろいろな症状を引き起こすことがわかりました。幸せでf生き生きと毎日を過ごすため、まずは早寝早起き、バランスの取れた食生活、適度な運動を心がけることが大切ですね。セロトニンの分泌を活性化させて、重たい気持ちにサヨナラしましょう。