今日の一曲【香りの小瓶】Music by HIRO
香りにもいろいろありますが、とりわけ好きな香りと出会ったときは幸せな気持ちになります。これもまた出会いのひとつ。直感で「自分を癒してくれる」と思える香りは運命的な出会いです。今日は「香りを生活に取り入れる」お話です。
アロマテラピーって何?
エッセンシャルオイルやその芳香を用いて、病気や外傷の治療、病気の予防、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的とする療法をアロマテラピーといいます。様々な方法があるようですが、五感の中で嗅覚に働きかけるアロマテラピーは医療や介護の現場でも取り入れられはじめ、その効果が認められてきています。
アロマテラピーを勉強されている方も多く、今年も5月14日にアロマテラピー検定があります。現在までに、すでに41万人が受験されたとか。それだけ注目されているんですね。専門的に…とはいかないまでも、我々が日々の生活の中で、「香り」をもっと気軽に取り入れるにはどうしたらよいのでしょうか?
エッセンシャルオイル(精油)の種類と入手
100%天然のものをエッセンシャルオイルといいますが、それを複数ブレンドしたもの、他の化合物を配合したものをアロマオイルと言います。エッセンシャルオイルは比較的、高価なものが多いですが、100%天然ですので安心・安全であります。アロマオイルはすでに100円均一のお店でも扱われているくらい手頃なものとなっています。
アロマテラピー専門店でなくても最近は天然のエッセンシャルオイルを扱っているお店が増えてきています。東急ハンズ、無印良品などにはたくさんの種類があるのでどれがいいのか迷ってしまうくらいです。通販でも簡単に買えるようになりました。
私がよく行くお店はアロマブルーム Aroma Bloom。専門店になると、エッセンシャルオイルだけではなく香りを生活に取り入れるグッズがたくさん揃っています。お店にいって、実際にエッセンシャルオイルのサンプルを次々にかいでみるのもいいですが、数が多いとどれがいいのかわからなくなってきます。
そういうときは、スタッフの方に「こういった香りを探しているんだけどオススメはどれですか?」と尋ねてみるのがいいと思います。アロマブルームのスタッフの方は香りに関しての知識が豊富なので、たくさんの種類の中から目的にあった香り選びのお手伝いをして下さいますよ。
エッセンシャルオイル選びのポイント
エッセンシャルオイルは小さな瓶にだいたい5~10mlほど入っています。アロマブルームではこのサイズの小さな瓶に入ったものは1500~2000円くらいで売られています。一度に使う量は数滴なので、ひと瓶でも長期間、その「香り」と付き合うことになります。
ですから、最初の香り選びは大事ですね。「好きな香り」が必ず自分か目的としている効能につながるとは限りませんが、嫌な香りは脳へも否定的な感情とともに伝達されてしまいますから、まずは好きな香りを探し出すことです。
ひとつずつ好きな香りのエッセンシャルオイルを集めるのも楽しみのひとつです。また好きな香りのエッセンシャルオイルを、その日の気分に合わせてブレンドして使うこともできるそうです。
甘い香り、スパイシーな香り、木や葉っぱの香り…いろいろありますが、人によって好みがこれほどまちまちなものはありません。自分が好きな香りだからといって、相手や家族も好きな香りとは限りません。
自分にあった香り、自分が本当に好きだと思える香りは自分で探すしかなさそうです。私は甘い香りやスパイシーな香りはあまり好きではなく、ヒバやヒノキなどが好きです。木の香りというのは、まるで森林浴をしているような気分になり、癒やされます。
テーマに合わせてブレンドしたエッセンシャルオイル
お店によってはあらかじめブレンドされたエッセンシャルオイルも扱っています。
- 安らかなリラックスへと導くための香り
- 気分を向上させたいときのための香り
- 屋外や野外での時間を快適に過ごすための香り
- 落ち込んだ気分を前向きにしてくれる香り
- 生き生きと活動的な気分にさせてくれる香り
- 花粉や風邪の季節の鼻のムズムズを解消してくれる香り
それぞれ何種類かの精油がブレンドされていて、サンプルをかいでみると「なるほど」といった感じのものが多いです。やはりこれもまた好き嫌いがあるので、実際にサンプルのいくつかを、ご自身で確かめてみられることをオススメします。
私は年々花粉症がひどくなり、市販の薬に頼っていましたが、今シーズンはレモンやユーカリやペパーミントのエッセンシャルオイルをブレンドしたものを試してみようと思っています。天然のエッセンシャルオイルは無害なので、安心して使うことができます。
まとめ
- アロマテラピーは心身の健康やストレスの解消、リラクゼーションのために有効である。
- エッセンシャルオイルはたくさんの種類があるので用途によって使い分けることができる。
- 自分にとって「いい香り」を見つけることがリラックスのための近道である。
生活環境の変化やストレスで緊張が続き、心も身体も疲れてしまったときにはアロマテラピーが良さそうです。「香りの力」を借りて、心も身体もリラックスさせてみたり、ときにはやる気を出させてみたり…。「香り」によって自分自身の気分をコントロールできる時代です。あなたは今日どんな気分で過ごしたいですか?