今日の一曲【コーンスープと君の笑顔】Music by HIRO
コーンスープの優しい味は冷えた身体だけでなく心まで温めてくれる不思議な食べ物です。夕食を食べ損ない、それでも終電で帰ってきたとき、こんなスープが待っていてくれると幸せな気持ちになれますね。寝る前に食べても比較的、身体に負担が少ないのがスープです。今日は心身にとっても優しい「スープ」のお話です。
寝る前だけど、食べないとお腹空いて眠れない…
仕事から帰ってきてやれやれ…。もうこんな時間だ…。早く寝ないと…。でも、まだ夕食も摂ってないし…。こんなとき、何を食べたらよいのでしょう。寝る2,3時間前までに食事をすませるのが理想的ですが、身体にそれほど負担をかけず、「良い睡眠」につながる食べ物はないのでしょうか?揚げ物や硬いものは消化に悪そう…誰もがそう思います。
寝る前の食事として理想的な条件はいくつかあるようですが、私がオススメするのが野菜を使ったスープです。
負担が少なく、栄養価をしっかりとるために
スープは「温かく」「液体」です。それは胃腸に負担をかけない食べ物の条件です。それに加えて、スープは素材の栄養価をまるまる採れるというところが良いのです。コンビニのお弁当やファーストフードはもちろん便利なのですが、野菜が不足しがちです。
偏った食事を続けているとビタミンやミネラルが慢性的に不足してしまいます。それは生活習慣病にもつながる危険性を伴ってきます。厚生労働省は一日に350グラムの野菜を摂ることを推奨しています。野菜350グラムというと
- キャベツ 約半個
- ニンジン 2本
- レタス 1個半
- ホウレンソウ 1束
- キュウリ 4本
これは結構大変な量です。野菜の好きな私でも、この量を生野菜のサラダにして一度に食べるのはさすがに無理です。
またこれらの野菜に含まれるビタミンやミネラルは加熱すると損傷してしまいます。しかし、スープにすると加熱によって野菜が柔らかくなり、食べやすくなるだけでなく、溶け出したカリウムなどのミネラルまで、まるごと摂れるのです。素材の栄養素を逃がすことなく効率的に摂れるというのがスープの最大の良いところといえます。
味付けによってバリエーションも豊富。また野菜をふんだんに使っているので、血糖値の上昇を穏やかにするそうです。その結果、血圧や体温も安定するので、寝る前の食事としては理想的なのです。
スープだけでお腹が減って眠れない…、と思われるかもしれませんが、食べ過ぎが原因で次の日の朝には胃もたれして体調が悪くなるよりは、ずっと身体のためにはいいのです。身体の調子を整えてくれるのがスープなんです。
もっと手軽にスープを楽しもう
インターネットで検索すれば驚くほどの種類のスープのレシピが出てきます。野菜をたっぷり使ったもの、いろいろ具だくさんなもの、エスニックなテイストのもの、ローカロリーなもの、千差万別です。
自分の好みを見つけたら、少し多めに作っておいて、冷凍保存しておけば、仕事から帰ってきて何も作りたくない…というときでも、レンジでチン。あっという間にほっこりした気持ちになれますね。
レトルトスープでも、お湯を注ぐだけの簡単なものから、自分で作るには手間がかかりすぎて敬遠しそうな本格的なものまで、いろいろ揃っています。こちらもまた、保存がきくものもあるので、ストックしておくのもひとつの方法です。
最近、街ではスープの専門店も見かけるようになりました。私の住んでいる地域にはスープストックトーキョー Soup Stock Tokyoというお店があります。お店に行けばもちろん手の込んだ美味しいスープをいただくことができるのですが、オンラインや電話でいろいろな種類の冷凍スープを購入することができます。ギフトセットなどもあります。
なかなか家ではここまで手の込んだスープはちょっと…というときには、こういうサービスを利用されてみるのもいいのではないでしょうか。。また、相手の健康を気づかい、こういうプレゼントを贈るのも素敵ですね。
まとめ
- 寝る2,3時間前でなくても「温かく」「液体」であるスープは身体に負担をかけにくい。
- スープは素材の栄養素をまるごととることができる。
- 血圧や血糖値を安定させる効果が期待できる。
スープは種類によっては具だくさんだったり、消化に時間のかかるものを素材として使っている場合もありますが、「温かく」「液体」であり、「適度な分量」であれば、胃腸にそれほど負担をかけることもありません。その温かさは、血圧や体温を安定させるだけでなく、心身を癒し、「良い睡眠」に導くに違いありません。